<映画上映>
古民家ゆりいか
『映画「きよこのくら」上映会
&永瀬清子さんの本や詩集の展示』
日時
<上映会>
10/4(土)、5(日)
(1) 10時〜10時40分
(2) 13時〜13時40分
(3) 16時〜16時40分
場所
<中心エリア>
古民家ゆりいか
長谷2−15−14
参加費
<上映会>
大人 1000円
高校生 500円
中学・小学生 400円
(1ドリンク付き)
※お支払いは当日、現金でお願い致します
<読書室オープン >
入場無料、予約なしでOK
ドリンク注文可能
予約
上映会は事前予約制ですが当日でもお気軽にご連絡ください。
メール、お電話、インスタグラムへのメッセージなどに、下記の必要事項をご連絡の上でご予約ください。もし予約で満席となった回はインスタグラムのコメント欄にてお知らせを出していきます。
(1) 予約希望の作品名、日にち、上映時間
(2) お名前、参加人数
(3) ご連絡先(メールアドレス)
(4) ご連絡先(電話番号)
問合せ/
予約先
blessmoment1@gmail.com
090-6543-9707
鎌倉シネマ(担当 平野)
URL
鎌倉の「古民家ゆりいか」は10月、現代詩の母と評される岡山の詩人 永瀬清子さん(「あけがたにくる人よ」等)に思いをよせて、永瀬清子生家保存会が制作した映画「きよこのくら」上映会開催や、詩集や書籍を展示する読書室をつくります。季節はゆるやかに秋へ。少し立ち止まって「詩」と出会いませんか?
<映画上映会>
10/4(土)、5(日)
(1) 10時〜10時40分
(2) 13時〜13時40分
(3) 16時〜16時40分
<読書室オープン>
10/1(水)〜5(日)
9時〜19時
岡山県に生を受けた詩人・永瀬清子さん(1906年-1995年)。農村で田畑を耕す生活者として、妻として、母として、勤め人として詩作を続けました。たくさんの詩を世に出されていますが、81歳の時に発表された詩集「あけがたにくる人よ」は代表作ともいわれています。
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「あけがたにくる人よ」(思潮社) 一部抜粋
あけがたにくる人よ
ててっぽっぽうの声のする方から
私の所へしずかにしずかにくる人よ
一生の山坂は蒼くたとえようもなくきびしく
わたしはいま老いてしまって
ほかの年よりと同じに
若かった日のことを千万遍恋うている
その時あなたが来てくれればよかったのに
その時あなたは来てくれなかった
どんなに待っているか
道べりの柳の木に云えばよかったのか
吹く風の小さな渦に頼めばよかったのか
永瀬清子
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「あけがたにくる人よ」とは誰のことでしょうか。恋人か、若き日の夢か、私たち読者か、それともこの詩か。瑞々しい感性で老いを見つめた詩は、多くの人を励まし、地球賞とミセス現代詩女流賞を受賞。また、ハンセン病療養所に40年間詩作の指導に通い続け、「女の新聞」を創刊するなど活動は多岐に渡りました。
永瀬清子さんを慕う人々の活動は現在も続き、詩人を中心とした有志が集まり「永瀬清子生家保存会」が岡山県赤磐市にある生家を改修し保存。清掃や詩の朗読会を行う他、永瀬清子現代詩賞を創設。「誰もが詩を書き、書くことで生きて欲しい」と願った永瀬清子さんの思いを継いで活動を続けています。今回は同保存会のご協力を得て、制作された映画上映や貴重な書籍展示、活動資料配布、グッズ販売等を行います。ぜひ、ご来場ください。
